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2006年4月発行(vol.001)

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SUNATEC e-Magazine vol.001 □■     2006/04/1(SAT)
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食の安全・安心に関する情報をお伝えするサナテックのメールマガジン
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■創刊のごあいさつ■            SUNATEC事務局長 石原良三

今、「食の安全・安心」がますます求められる社会となって来ています。
「食の安全・安心」とは何か。言葉だけでなくその内容をじっくり考えて
いかなければならない時に来ているのではないでしょうか。

食の安全が確保されて初めて安心が生ずるものであります。
私達、(財)食品分析開発センターSUNATECは、この食の安全確保のために
「分析」を通して皆様に安心を提供させていただいております。

「安全」確保のための「分析」をより良く理解して頂き「安心」へのつながりを
持っていただけたらとの思いから、この度『SUNATEC e-Magazine(サナテック
イーマガジン)』を発行させて頂く事となりました。
専門的な知識・情報を出来る限りわかり易くお伝えすることを心掛け、末永く
ご愛読いただけるよう頑張って参りますのでご期待下さい。

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┃Contents ━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━┫
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【 1 】発刊に寄せて ――――― 東海コープ事業連合商品安全検査センター長
斎藤 勲先生

【 2 】SUNATECマメ知識――――― 賞味期限の設定について

【 3 】イベント情報 ─────― ① Ifia japan 2006
② 食品衛生学会学術講演会

【 4 】次号予告 ──────―― 気になる次号は・・・?

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∇1.発刊に寄せて
東海コープ事業連合商品安全検査センター長 斎藤 勲先生
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【筆者略歴】 斎藤 勲(さいとういさお)
岐阜県多治見市生まれ。金沢大学薬学部大学院修士課程終了。
杏林製薬研究所、愛知県衛生研究所(30年)を経て、2004年より
東海コープ事業連合商品安全検査センター長。残留農薬分析の
第一人者。


「使える情報の発信を」

平成18年5月29日より食品衛生法のポジティブリスト制度が実施されます。
約580種類もの農薬に暫定基準などが設定され、残留基準値が設定されていない
作物からは、人の健康を損なう恐れがある量(一律基準:原則0.01ppm)を超えて
農薬が検出された場合は食品衛生法第11条3項に違反することとなり、この問題の
対応をめぐって世の中は大騒ぎとなっています。

0.01ppm程度の残留量とは、隣の畑で使用した農薬が風下の畑の作物に飛散する
いわゆるドリフトでも、前作に使用された農薬が土壌に残留していて次の作物に
吸収され残留する場合でも発生する量です。
ましてや、外国から輸入される農産物では、国により残留規制値や使用状況が
異なる場合もあり、厚生労働省の検疫所の検査結果でも現在の残留濃度に一律基
準を適用すると6倍くらい違反が高くなるとの報告もあります。

こういった状況の中で取扱商品の自主検査、納入時の検査結果添付などの要求
から登録検査機関を初め分析機関には数多くの検査依頼が持ち込まれています。
何をどれくらい検査すれば良いのか分からないので取り合えず数多く検査をして
おこうという状況となり、当然無駄も増えてきます。

しかし、何をどう対応すれば良いのか不明のときこそ本当の情報が大切となり、
その情報をある程度吟味できる力があるところからの情報発信が必要です。

分析センターサナテックは過去4半世紀に渡り残留農薬、カビ毒、栄養成分、
添加物、有害金属などの理化学分析、食物アレルギー、遺伝子組み換え食品などの
特殊分析、微生物検査、水質・環境分析など幅広く検査業務を行っています。
そういった日常業務に裏打ちされた幅広い、バランスの良い経験、知識を持って
サナテックから読者へ有用な情報を整理して伝えていただけることを皆が期待して
います。

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∇2.SUNATECマメ知識 
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【賞味期限の設定について】

平成15年5月の食品衛生法改正により、食品業者の責務が明確化し、食品に
表示される「賞味期限」等の期限は、当該製品に責任を負う「製造業者」が
科学的・合理的な知見に基づいて表示することが求められています。
では、どのようにして「賞味期限(品質保持期限)」を設定するべきなのか?
今回のマメ知識では賞味期限の設定にあたり一般に行われている試験につい
て紹介いたします。

▼賞味期限の設定について全文

http://www.mac.or.jp/mail/060401/index.shtml

▼微生物検査における試験項目設定のめやす

○保存試験項目設定のめやす:一般食品
http://www.mac.or.jp/mail/060401/02.shtml

○保存試験項目設定のめやす:原料
http://www.mac.or.jp/mail/060401/03.shtml



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∇3.イベント情報 
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【1】Ifia Japan 2006 に出展・講演いたします!

国内最大の食品素材・添加物専門展として11年目を迎える
ifia japan(国際食品素材/添加物展・会議)へ出展いたします。
専用ブースの出展はもちろんのこと、食の安心科学コーナーへのパネル展示、
食の安心科学フォーラムでのセミナー講演などを予定しております。

と き:ifia Japan 2006(会期:2006年5月30日~6月1日)

◆セミナー講演◆ 2006年5月31日(水)10:10~11:10

「農薬等ポジティブリスト制度の施行を迎えて~検査はどうあるべきか」

ポジティブリスト制度の施行(2006年5月29日)を迎え、
最新情報の提供と一斉分析を軸とした検査技術についてご紹介します。

演者:菊川浩史

ところ:東京ビックサイト 西1・2ホール


▼詳細はコチラ!

Ifia JAPAN 2006 HP
http://www.ifiajapan.com/jp/ifia/index.html

【2】第91回食品衛生学会学術講演会にて講演いたします!


と き:第91回学術講演会(会期:5月11日~12日)

講演日時:5月12日(金)15:00~15:15

ところ:A会場(A-16)
銀座ブロッサム(中央会館)
東京都中央区銀座2-15-6

ポジティブリスト制施行に伴い、多成分一斉分析の需要が高まりつつある中、
今回は、大量注入GC/MSを用いた一斉分析法を検討し、その知見について
ご紹介します。


▼詳細はコチラ!

食品衛生学会HP
http://shokuhineisei.or.jp//

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∇4.次号予告
次号は5月1日配信予定です
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■特集■

ポジティブリスト特集!

いよいよ5月29日に施行となるポジティブリスト制について特集します。
「ポジティブリストとは?」といった基礎的な知識から、「分析項目選定の
方法」「分析機器の紹介」まで、さまざまな視点から特集いたします。

次回SUNATEC e-Magazineにご期待ください!

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◆厚生労働省情報◆ 【3月】
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3月の厚生労働省の情報をご紹介します。

●食品安全関係のパンフレット
厚生労働省が取り組んでいる食品の安全確保のための取組について
簡単に紹介しているパンフレットです。

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/pamph.html

●金属製アクセサリー等に含有する鉛に関する発出について
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/03/tp0308-1.html

●平成16年度畜水産食品の残留物質モニタリング検査結果について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/h0228-1.html

●残留農薬に関する情報[各国のMRL]
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/chemical/pest/mrl/index.html

●輸入届出における食品衛生法違反事例(速報)(平成18年1月~)
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-4/0601.html


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http://www.mac.or.jp/event/mail/index.htm

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運 営: 財団法人 食品分析開発センターSUNATEC
U R L : http://www.mac.or.jp
MAIL : e-magazine@mac.or.jp
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