近年、健康志向の高まりを背景に、食品中に含まれる成分に対する関心が高まっている。アルコール飲料に含まれる「プリン体」もそのひとつであり、尿酸値や痛風との関連から、多くの消費者に意識されている成分である。プリン体が多く含まれる食品を多量に摂取すると痛風発症のリスクが高まることが知られており、『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』には生活指導の一部として、「1日400mgを目安としたプリン体の摂取制限」が示されている1)。このため、食品中のプリン体含量を正確に把握することは、消費者の健康的な選択に資するとともに、食品関連事業者にとっても製品の差別化を図る上で重要である。
本稿では、プリン体について概説するとともに、アルコール飲料中のプリン体の分析法について紹介する。






