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食品の品質管理に多用されるガラス電極式pHメーターは、測定対象物に電極を浸すだけで 微生物汚染や食品劣化の指標となるpHを簡便に測定できる計測機器である。しかし、この ガラス電極は計量法における特定計量器の一つであり、ルールに則った使用が求められる。 本稿ではガラス電極を取り巻く法規制について紹介する。
新人が入社してから2か月が経ち、本格的に検査業務に取り組み始めた頃ではないでしょうか。今月号では、2025年3月号の続編として微生物検査の基礎教育の内、特に結果の判定に関わる業務を中心に、新人の視点から知りたいと感じるポイントについて解説します。
働き方の多様化が進む中、食品企業の品質管理部門における人材育成は企業競争力の要となっている。今回、当財団が2023年度に開講した資格検定「食品品質管理士」に関するアンケートやインタビュー調査を実施した結果から、企業における職場学習の一つとして、この資格検定を導入することの効果と今後の課題を整理した。
食品分析を行うための試料は全体を代表したものであることが必要であり、分析に必要な量になるまで一部を採取する方法として縮分が用いられる。本稿では試料の状態に応じた縮分方法について紹介する。
4月から新人を迎え、微生物検査の教育を担当する方も多いのではないでしょうか。そこで、微生物検査の基礎教育について、新人の目線から知りたいと感じるポイントについて解説します。
体内に必要な必須ミネラルには多量ミネラルと微量ミネラルがあり、生体組織の構成や生理機能の維持・調節に関与しています。本稿では多量ミネラルの1種であるリンの役割や分析方法について紹介します。
コレステロールは高等動物の細胞に存在する脂質であり、身体に重要な役割を果たすとともに、その摂取バランスによっては生活習慣病を引き起こす要因となりうるものである。本稿では、コレステロールの分析法について紹介する。
異臭問題は食品事業者にとって、神経質にならざるを得ない課題の一つであり、その原因究明が求められる。本稿では、微量な異臭物質の特定に適した分析手法である固相マイクロ抽出(SPME)法を用いた異臭分析について紹介する。
VBN(揮発性塩基窒素)はアルカリ性下で通気して揮発するものの総称であり、魚、肉等の鮮度の指標となっている。微生物検査やpHなど他の理化学検査と組み合わせることで食品の品質管理に役立てることができる。本稿では、VBNの試験法について紹介する。