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近年スポーツドリンクのパッケージなどで見かけるBCAAとはいったい何でしょうか。BCAAは、必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンの総称であり、筋肉の疲労感の軽減や健康維持など様々な機能性をもつとされています。本稿ではその効果や分析方法についてご紹介します。

食品やアルコール飲料に含まれるプリン体は、体内で尿酸に代謝され、痛風の発症に関与する成分である。そのため、含量を正確に把握することは、消費者が健康面を意識して選択する一助となるとともに、食品メーカーの製品差別化にもつながる。本稿では、プリン体の分析法を紹介する。

ガラス電極式pHメーター(pH計)は、pHを簡便に測定できることから、学生実験や研究、品質管理など様々な分野や目的で用いられている。本稿では、2025年7月号の豆知識「pHメーター用ガラス電極に関わる法規制について」の続編として、pH計の仕組みや、正確に測るための注意点、メンテナンス方法を中心に紹介する。

2025年3月28日に食品表示基準が改正された。今回の改正により、一部のビタミンB群(ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸の3成分)の分析法に高速液体クロマトグラフ法が新設された。本稿では微生物学的定量法、高速液体クロマトグラフ法それぞれの特徴について紹介する。


食品の品質管理に多用されるガラス電極式pHメーターは、測定対象物に電極を浸すだけで 微生物汚染や食品劣化の指標となるpHを簡便に測定できる計測機器である。しかし、この ガラス電極は計量法における特定計量器の一つであり、ルールに則った使用が求められる。 本稿ではガラス電極を取り巻く法規制について紹介する。

新人が入社してから2か月が経ち、本格的に検査業務に取り組み始めた頃ではないでしょうか。今月号では、2025年3月号の続編として微生物検査の基礎教育の内、特に結果の判定に関わる業務を中心に、新人の視点から知りたいと感じるポイントについて解説します。

働き方の多様化が進む中、食品企業の品質管理部門における人材育成は企業競争力の要となっている。今回、当財団が2023年度に開講した資格検定「食品品質管理士」に関するアンケートやインタビュー調査を実施した結果から、企業における職場学習の一つとして、この資格検定を導入することの効果と今後の課題を整理した。

食品分析を行うための試料は全体を代表したものであることが必要であり、分析に必要な量になるまで一部を採取する方法として縮分が用いられる。本稿では試料の状態に応じた縮分方法について紹介する。

4月から新人を迎え、微生物検査の教育を担当する方も多いのではないでしょうか。そこで、微生物検査の基礎教育について、新人の目線から知りたいと感じるポイントについて解説します。