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2018年6月に食品衛生法が改正され、2021年6月1日から食品工場や飲食店などにHACCP(ハサップ)が義務化されました。HACCPは原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。
食品分析を行うには試料が均質化されている必要があるが、食品は多種多様であ り均質化は容易なことではない。本稿では食品の特性別に均質化の方法の一部を実例で紹介する。
サルモネラ属菌は腸内細菌科に分類される細菌で、感染型食中毒を起こすことが知られており、食品衛生上、最も重要な細菌の一種である。令和4年の月別病因物質別食中毒発生状況によると、細菌の区分において事件数はカンピロバクタージェジュニ・コリに続いて2位(22件)、患者数はウェルシュ菌
体内に必要な無機質(ミネラル)の事を必須ミネラルといい、必要な量により主要ミネラルと微量ミネラルに分けられます。ミネラルは生体組織の構成や生理機能の維持・調節に関与していますが、人間の体では作る事が出来ないため食物などから摂取する必要があります。
秋も深まり、もうすぐ冬。夜に虫の声が聞ける季節ももう終わりだろうか。季節を感じられる虫は風流でよいのだが、農業においては農作物を食い荒らしてしまう厄介な害虫も多い。日本は温暖湿潤な気候のため、害虫が発生しやすく、農作物が被害を受けやすい。
私たちの周りには油脂を含む食品、油脂を使って加工された食品がたくさんあります。食品中の油脂は、食品を空気になるべく触れないようにして低温下で保存すれば品質はほとんど変化しませんが、長時間空気に触れたり、高温で加熱したりすると酸化されて変質します。
令和3年6月1日から、食品衛生法及び食品表示法に基づき食品事業者が自主回収(以下、リコールという。)を行った場合、行政機関への届出が義務化される食品等リコール報告制度が施行されました。この制度は、行政が食品事業者によるリコール情報を確実に把握し、的確な監視指導や消費者への情報提供につなげることにより食品による健康被害の発生を防止することが目的です
調製に使用した器具は繰り返し使用するため、洗浄が不十分であると調製器具に付着し、残った検体が、次に調製する検体に混入し、分析結果に影響を及ぼす可能性があるため、適切に調製器具を洗浄することが重要である。 本稿では、食品分析に供する検体を均質にする調製器具とその適切な洗浄方法について紹介する。
私ども食品分析開発センターSUNATECは、三重県四日市に拠点を置く食品分析機関です。今回は当財団の拠点である三重県四日市出身の細菌学者坂崎利一先生に所縁のある細菌クロノバクター・サカザキ(Cronobacter sakazakii)ついて紹介します。